
みなさま、こんにちは。インフォシェアの小林です。
今回は、KnowledgeLake Connect(以下、Connect)の機能を紹介いたします。
Connectのここが良い!
Connectは、SharePointに接続するSharePointのクライアント製品です。
≪主な特徴≫
・SharePointのサイトやライブラリ、リストをエクスプローラーのように表示できる
・IDやパスワードが異なるSharePointサイトも、一緒に表示できる
・お気に入り機能がある
SharePointを活用している会社ですと、使用頻度の高いサイトやライブラリ、リストが様々なところに散在することがあります。また、複数のサイトコレクションやSharePoint Server、SharePoint Onlineを使い分けていることもあります。Connectでは、複数のサイトを設定することができ、サイトやライブラリ、リストをエクスプローラーのように表示させることができます。
業務で自分がよく使用するサイトやライブラリ、リストをあらかじめConnectに設定したり、お気に入りに登録したりすることでユーザー本位の管理が可能となります。
Connectの3つの機能
複数サイトを横断してサイトやライブラリ、リストの管理を行うことのできるConnectですが、主に下記の3つの機能があります。
≪主な機能≫
・探索
・アップロード
・検索
では、一つずつ機能を見ていきましょう。
探索
探索では、SharePointのサイトやライブラリ、リストをエクスプローラーのように表示し、横断的にたどることが可能です。同じサイトコレクション内のサイトやライブラリ、リストでも、設定で表示したいものだけを選択できます。また、サイトやライブラリ、リストをお気に入りに登録すると、探索のトップに表示されます。
検索結果に表示されたアイテムは、列の見出しをクリックすることで並べ変えを行ったり、フィルターをかけたりすることができます。また、アイテムを開いたり、削除したりすることも可能です。
ちなみに、お気に入りのアイコンはハートになります。かわいい!
アップロード
特定のサイトやライブラリに、コンテンツタイプをベースにファイルをアップロードできます。
ファイルからドラッグ&ドロップもできます!また、スキャナーからのアップロード可能です。
「値のロック」機能を使用すると、プロパティにロックされている値が自動的に入力されます。同様の値を記載するファイルを複数アップロードする場合に便利です。
接続するSharePointサイトに「KnowledgeLake Imaging(以下、Imaging)」がインストールされている場合は、入力補助機能が使用できます。
検索
自分でいろいろな検索条件を作成して、検索することができます。
SharePoint ServerにImagingをインストールしている場合は、Imagingで設定している検索条件が表示されます。もちろん、Imagingをインストールしていない場合でも、検索条件を作成できます。Connectで追加した条件は、そのクライアントでのみ使用可能です。
検索機能を使ってみよう
ここでは、実際に検索機能を使ってみたいと思います。
検索を使用する場合は、1.Connectの[検索]をクリック→2.検索を行いたいサイトをクリック→3.[新規]をクリックして行います。
そうすると、下図のような検索ページが表示されます。このままだとキーワードを入力して行う普通の検索ですよね。
検索条件を追加して絞り込みを行いたい場合は、[プロパティの追加]をクリックして条件を追加していきます。
この条件は複数設定することができます。さらに、入力したキーワードが「開始値」なのか「含む」のかといった詳細設定を行うことができます。
また、検索結果に表示したい列も自由に設定することができます。この操作は、ホームリボンの[結果列]をクリックして行います。
検索条件を複数設定し、会社名に「ウノケ」と入力し、検索を行った結果が下記です。
Imagingの記事でもご紹介しましたが、検索結果の上部に「列でグループするには、列見出しをドラッグしてここにドロップします」とあるので、実際にやってみました。「見積番号」でグループ化してみます。
大分、目的のアイテムを探しやすくなりましたね!
作成した検索条件や結果列は、保存して再度利用することもできます。
≪Imagingをインストールしている場合≫
さらに、Imagingをインストールしていると、Imagingで設定している検索条件を使用することができます。Imagingでは管理者がユーザーに使ってもらいたい検索条件を設定します。Imagingで設定された検索条件は全ユーザーが使用可能です。一方Connectで設定する条件は設定したクライアント側でのみ使用できます。
≪SharePoint Onlineの場合≫
SharePoint Onlineは、クラウドサービスなのでImagingをインストールしたりServerから情報を取得したりすることができません。そのため、Connectの検索機能はオンプレと比べてできないことがあります。例えば、検索条件や結果列には、TitleやURL等の既定の条件しか選択することができません。しかし、今後のアップグレードで改善されていくとのことなので、今後に期待です!
以上、Connectの基本機能の紹介でした。
次回は、ConnectとOutlookの連携についてご紹介します。