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2022年2月の記事

Lightning Conductor SPFx の活用例 「新機能のご紹介(Ver 4.0.0.0)」

2022年02月10日(木)

 今回の記事では、2021年7月にリリースされたLightning Conductor SPFx Ver 4.0.0.0にて追加された新機能の活用例をご紹介いたします。
 Ver 3.0 ~ 3.5のバージョンでは、Teamsとの連携やMicrosoft Graph APIへの対応が進められ、Plannerのタスクや、OneDriveのドキュメント、OutlookのスケジュールなどのMicrosoft 365 サービスに広がる様々なコンテンツの集約表示が可能となりました。
このため、本バージョンから、従来のSharePointのサイトコレクション、サイト、リスト単位に加えて、Microsoft 365 グループとTeamsのチーム単位で集約するコンテンツの範囲を指定する機能が追加されました。
以下に「複数のMicrosoftグループのメンバーの一覧表示」、「複数のTeamsのチームからの Plannerタスクの集約表示」、「複数のTeamsのチームからのドキュメントの集約表示」をご紹介します。

複数のMicrosoftグループのメンバーの一覧表示

任意のMicrosoftグループやTeamsのチームを複数選択し、所属するメンバーを一覧表示することができます。さらに、Avatarの表示により、同姓同名や表記が似ているメンバーが複数いる場合も、プロファイル画像によって誰であるかがひと目でわかるようになりました。
また、並び順については、計算列を利用して、役職順とすることが可能です。

以下に、設定方法をご紹介します。

1. Webパーツの追加

2. 設定をクリック

3. アドバンスドモードをクリック

4. Webパーツの設定

データソースプロバイダー設定:「Microsoft 365 Group Rollup Engine Provider」

5. データソースの設定

Rollup Source:「Show entities from selected groups」、任意のグループおよびチームを選択する

Entity Typeの+マークをクリックし、以下のEntity Typeを設定し、Saveをクリックする。

Entity Type:「Members」

6. 列の設定

以下の列を選択し、ドラッグ&ドロップで並び替える。

① userType(Entity Type:ユーザー)
② displayName(Entity Type:ユーザー)
③ jobTitle(Entity Type:ユーザー)
④ displayName(Entity Type:グループ)

7. 計算列の設定(職位順の設定)

メンバーを役職順で並べるために、役職を数字に変換した列を追加します。
下記の数式によって、役職の列(③jobTitle(Entity Type:ユーザー))の値が
['','主任', '監督者', '係長', '課長補佐', '課長代理', '課長', '次長', '部長', '監査役', '常務', '専務', '副社長', '社長', '会長']
に含まれる場合、一番左を0として、一致した役職の番号が割り当てられます。
例えば、役職が「主任」の場合は、「1」となります。

「計算列の追加」をクリックし、以下の計算列を追加し、「保存」をクリックする。

列名:jobRank
数式:
(function(){
var JobRank = ['','主任', '監督者', '係長', '課長補佐', '課長代理', '課長', '次長', '部長', '監査役', '常務', '専務', '副社長', '社長', '会長'];
return func = JobRank.indexOf([user:jobTitle]);
})()

⇅マークを2回クリックし、追加した「jobRank」列に降順を設定する。

8. 表示の設定

各列について、以下の表示の設定を行う。

① userType(Entity Type:ユーザー)
エイリアス:ユーザーの種類
② displayName(Entity Type:ユーザー)
表示形式:
エイリアス:表示名
③ jobTitle(Entity Type:ユーザー)
エイリアス:役職
④ displayName(Entity Type:グループ)
グループ化:チェックボックスをオン
表示:チェックボックスをオフ

以上で設定完了となります。

複数のTeamsのチームからの Plannerタスクの集約表示

Microsoft Graph API向けのプリセットWebパーツのひとつに「LightningToolsPlannerTasks.js」があります。これにより、Planner タスクについて一覧表示が可能であり、さらに、クイック設定により、素早く設置することができます。

以下に、設定方法をご紹介します。

1. Webパーツの追加 ~ 2. 設定をクリックは、上述のメンバーの一覧表示と同様となります。

3. クイック設定

以下の内容をし、[保存]をクリック

どのリストデータを表示しますか?:「Planner Plans」
どのように表示しますか?:「Task View」

以上で設定完了となります。

複数のTeamsのチームからのドキュメントの集約表示

任意のMicrosoftグループやTeamsのチームを複数選択し、共同作業中のドキュメントを一覧表示することができます。更新日時に対するフィルターと、グループ/チームの名前でグループ化を利用することで、複数のグループ/チームについて、直近で編集されたドキュメントをひと目で確認し、アクセスできる集約表示となります。

以下に、Webパーツの追加から順に設定方法をご紹介します。

以下に、設定方法をご紹介します。

1. Webパーツの追加 ~ 4. Webパーツの設定は、上述のメンバーの一覧表示と同様となります。

5. データソースの設定

Rollup Source:「Show entities from selected groups」、任意のグループおよびチームを選択する

Entity Typeの+マークをクリックし、以下のEntity Typeを設定し、Saveをクリックする。

Entity Type:「Drive Items」

6. 列の設定

以下の列を選択し、ドラッグ&ドロップで並び替える。

① name(Entity Type:ドライブアイテム)
② lastModifiedDateTime(Entity Type: ドライブアイテム)
③ lastModigiedBy/user/displayName(Entity Type:ドライブアイテム)
④ displayName(Entity Type:グループ)

7. 列の設定(フィルターの設定①)

共同作業中のドキュメントのみを表示するための方法の一つに、更新日時に対するフィルターの設定があります。今回の記事では、一週間以内に編集されたドキュメントのみを表示の対象としますが、任意の期間を設定することが可能です。

フィルターマークをクリックし、以下のフィルター条件を設定し、保存をクリックする。

フィルター条件:
「>=」  本日からのオフセット 「-6」

Rollup Source:「Show entities from selected groups」、任意のグループおよびチームを選択する

8. 列の設定(フィルターの設定②)

フォルダやwikiページもドライブアイテムとして表示されるため、MIMEタイプの列に対するフィルターを利用して、WordやExcel、PowerPointなどのドキュメントのみとなるよう絞り込みます。

フィルターマークをクリックし、以下のフィルター条件を設定し、保存をクリックする。

フィルター条件:
「Like」 「application」
※テキストや画像も表示する場合、以下のフィルター条件を追加する。
「Like」 「text」
「Like」 「image」

9. 表示の設定

以下の表示の設定を行う。

① name(Entity Type:ドライブアイテム)
エイリアス:名前
② lastModifiedDateTime (Entity Type:ドライブアイテム)
表示形式:日付(短い形式)
エイリアス:表示名
③ lastModigiedBy/user/displayName (Entity Type:ドライブアイテム)
表示形式:Avatar(With Name)
エイリアス:更新者
④ displayName(Entity Type:グループ)
グループ化:チェックボックスをオン
表示:チェックボックスをオフ
⑤アイテムタイプアイコンを表示:スライドボタンをオン

以上で設定完了となります。

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